#31 たかちん木霊がきたよ!~怒涛の完結編~
「その昔、賢者の里に住むたかちん高僧あり」
「何しれっと語りから始めてんの!?」
「しかも骸骨が!」
「ありがたや~」
「こんにちは、くまたんです」
「そこ!超常現象ものに簡単にひれ伏さない!!」
「ピンクビキニありがたや~!」
「そんなものになら余計にひれ伏すなよ!」
「続けるぞよ」
「たかちん高僧、秘宝『おゆまる』と秘術『樹脂粘土づめ』にて木霊を作れり」
「うーん、意外と興味深い・・・」
「黎明、木霊浮きて沈まず。師、至りて『ドザエモンならざらんや』とのたまえり」
「調子に乗るんじゃないよ!」
「分かりやすく話してよ」
「とまあ、すったもんだあってぇ、現在7つの木霊が日本のどこかの水槽に眠ってるみたいのぉ~」
「んでね、全部綺麗に写真におさめたら、木霊神さまに1つだけ願い叶えてもらえるみたいなの~」
「今度はくだけすぎだよ!ギャルかっ」
「だからあ、アタシも~、ナイスなバディを取り戻したいじゃん!って感じなわけ~」
「ギャルに寄せようとしたけど、そっちの文章ストックなかったな・・・」
「ちょ、ちょっと待てよ、おめえら」
「何よ~、このヤンキー、怖いんですけどぉ~」
「おらたちの願いはこのトトロタラの耳を再生してやることだぞ」
「身勝手なことばっか言うなよ」
「そうだ、そうだ!」
「もし、おめえらが違う願いごとすんなら、オラは一人で探すぞ」
「そうするぞ!本気だぞ」
「おめえはよく分かってるな」
「当たり前でゲスよ、おやびん!」
「って、何でお前がここにいるんだ!」
「悪の軍団、コケコケ団の総帥だろうが!」
「おっと!それは言わねえ約束ですぜ、旦那」
「おいら、足を洗ったんです。今はこの人に便乗してどさくさ紛れに世界征服をたくらんでるだけなんでさあ」
「余計タチ悪いよ!」
「何!お前、悪いヤツなんか?」
「いや、いい奴です」
「何だ、いいヤツか」
「ホッとしたよ」
「もういや。バカばっかり・・・」
こうして、
サイアミ人
トトロタラ
ギャルビキニ?
元コケコケ
の4名(4体)に
くまたんとホーリーを加えたご一行は旅立ったのでした。
時に助け合い(BGM:栄光の架け橋byゆず)
時にぶつかりあい(BGM:YOUTH GONE WILD bySKID ROW)
時に危険な関係になり(BGM:真っ赤なウソby明石家さんま)
「なるな」
ようやく一行はたかちん木霊の住むストックの森へ辿りついたのでした。
「滅茶苦茶な森だな」
「まさに人の手が加えられてない感じね」
「言われてるよ、ご主人」
「ここがどん底と言えるうちはまだどん底にあらず!」
「このストック水槽、さらに滅茶苦茶になるの?」
「どうでもいいけど、木霊はどこなのよぅ?」
「それを探しに行くんだよ!」
「おーい!木霊やーい!」
「呼んで出てきてくれたら楽だけどね」
「はーい。何ですか?」
「出てきたよ!」
「お得意の時間短縮だね」
「あ、あとこちらに友達います」
「何だ、2つとも同じ形だな」
「三星球(サンシンチュウ)か?穴3つだから」
「三木霊(サンチンコ-)だね」
「そうは読まないよ!絶対」
「で、他のちんこーはどこでゲスか?」
「ひらがなはやめなさい!そこ!」
「あ、隣の森(メイン・タンク)にいますよ」
「じゃあ、さっそく行くよ」
「もう、早く終わらせたい」
そんなホーリーの願いが届いたのか・・・
「はい!5体いただきました~」
「雑だよ!!やる気ゼロかよ!!」
「あとは木霊神様の登場待つだけじゃん!」
「おお!3頭のクジラとそれらしき木霊が!!」
「あれが神さんだな」
「さすがに神々しいね、クジラをたずさえて・・・」
「助けて~!食われる~!」
「襲われてんのかい!」
「じゃあ、はい。クリリンの分」
「雑に名ゼリフ使わないで!」
「多方面から苦情来ても知らないよ!」
「ふう、助かった。お礼に願い言えや、こら」
「神、態度悪ぃ」
「木霊集める意味あったのか?」
「じゃあ、このトトロタラの・・・」
「ナイスバディ!」
「世界征服!」
「イメチェン!」
「耳くれ・・・!」
「うわあ!全員同時に叫んじゃったよ!」
「最初から便乗する気満々だったんか!」
「ていうか、くまたんのイメチェンって何だよ!?」
「いや、髪切りに行くのめんどくてさ」
「願い事なめんなよ!」
ゴ━━━(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・━━━ルァ!!
「では、願いをかなえよう」
「どの願いか見当つくけどね・・・」
ドン!
「うわーい!やったね!」
「身ぐるみはがされただけだろが-!!」
「おめぇら!わりぃ奴だったんかっ!!」
「頼むから一緒にしないで~」
「オラの全てを・・・この拳にかける!!」
「また、名ゼリフきたー!」
「喜んでる場合か、確実に死ぬ~!」
「待って!!」
「この人を傷つけないで!」
「ガー子!!」
「名前あったの!?」
「私のおなかにはこの人の小熊がいるのよ!」
「おなかないだろ!!」
「てか、あの写真かーっ!」
「何だ、じゃあいいや」
「あっさり引き下がった-」
「『おらの全力』どうなった!?」
「まあ、トトロタラの耳はいつか誰かがつけてくれるだろ」
「ちょっとこの辺りでI Don't Want to Miss a Thing流しておこう」
「何、アルマゲドン主題歌で無理に感動させようとしてんの・・・」
「エアロスミスが流れたらエンディングだモン」
「世の中不思議なこともあるもんだ」
「これで終われるくまたんの頭が不思議だよ」
「じゃあ、元の世界に帰ろう」
「待って!この子はどうなるの!?」
「さようなら~」
「ギブミー養育費~!!」
それから間もなくしてガー子さんはくまたんによく似た小熊を産みましたとさ。
不思議なことにそのくまは生まれた時から白衣を着ていたとか、いなかったとか・・・
おしまい
「おしまいじゃねえよ!納得できねぇよ!時間返せよ!」
「まあまあホーリー、全読者の気持ち代弁しないでよ」
「ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました」
「そして心からすみませんでした!!」
「マジメなこと書くとね・・・」
生で見る木霊はお手製の暖かみがあってとても可愛らしかったです。
水槽に入れると水流のある場所ではゆらゆらと揺れ、本当に妖精がこちらを見つめてくれているようでした。
さらに歴戦の勇者から徐々に増やされてきたおまけフィギアの充実ぶりがすさまじかったですw
今回、封筒に入っていたフィギアは全部使ってみました。結果的にこんなとりとめのない話になってしまい、本当にすみませんでした。
前日コメでyossyさんが言われた通り、最初のたかちん木霊がゆくの趣旨から逸脱したことは百も承知ですが、僕なりに頑張ってみたつもりですので、そこだけはご理解ください。
また、僕の次に名乗りを上げてくださる方は、ぜひコメントでお知らせくださいませ。
今回の木霊シリーズは僕にとって、初めて見たことのない方とブログを通じて交流できたメモリアルな記事になりましたし、アクアを開始して初めてのアクアリストの方との交流になりました。
実はこの『交流』というのが夏までの目標だったので、今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
2014年の1月1日に始めたブログが、今日でやっと1か月を迎えました。
目標の1日1更新を達成したいあまり、本当に意味のない記事を多くあげてしまったと反省しています。
それでもこうやって1月の最終日を迎えられたのは、始めて割と早い時期に見つけてくださり、コメントを下さった皆さんのおかげだと思っています。
本当にありがとうございました!!
末筆となりましたが、今回私にこのチャンスをくださったyossyさん、たかちんさん、コメントでやってみたら?と言ってくださった皆さん、そして何より、素敵なお手紙と新フィギアのスーパーサイアミーズフォックス人を入れてくださったgolgo1300さん(サイアミ人はgolgoさん考案ですw)。本当に、ありがとうございました!
「・・・・・」
「だから寝ないでよ!」
「本当、長いんだもん。くどいよ、性格が!」
「ごめんよ~」
「まあ、2月からは本当にちゃんとしたアクア記事のあるブログ目指すから許してにゃん」
「ももちか!」
「あ、そうだ。ゴルオさん、手紙だけじゃなくこんな付箋つけてたよ」
「どれどれ・・・」
&
「その通りだったよ!!」
(BGM:終わりで始まりby amazarashi)
最後まで読んでくださった方、
本当にありがとうございました。
2月からもここに置いてやってくださいませ