#36 ぶらり京都旅と初wasabi
「1日が24時間じゃあ足りませんよね」
「こんにちは、くまたんです」
「時間の使い方が下手な人の定型句だねえ」
「どうも、ホーリーです」
「昨日は久々に京都へ行ってきました」
「僕は一度も行ったことない、いいなあ」
「ホーリーはハムスターだからね、あの寒い中には連れだせないね」
「京都には何をしに行ったの?」
「もともとはこちら」
「老舗のすき焼きやで」
「ホーリーのエサになるものを探してきました」
「嘘つけ!こんなの一度も見たことないよ」
「ホーリーの口には合いそうにないから、食べてきたよ」
「普通においしくいただいてきたって言えよ、もう!」
「で、その後は」
「マリオのギタープレイを堪能して」
「ちょっと面白いシール屋さんに行ったんだね」
「小川珈琲でケーキだけ食べました」
「いい年して珈琲のうま味が分からないくまだからねえ」
「そんな感じで、今回のメインイベント、wasabi訪問へとあいなったわけです」
「京阪の藤森って駅で降りるんだよね」
「今後初めてwasabiに行く人が迷わないようにくまたんが詳細にナビしてあげましょう」
「はい、まずは駅を降ります。ファミマの方へ行きましょう」
「それから?」
「まずは全身で水草の匂いをかぎ分けましょう」
「おい」
「するとこっちの方から素敵な匂いが!」
「わあ!藤森の安全第一人形きゃわたん!」
「何に反応してるんだよ、こええよ!」
「気を取り直して、鼻をひくつかせます」
「遊んでいた子供たちが怖がります」
「見つけた!この店だ」
「しばくよ」
「すいません、写真違いでした」
「こちらの素敵な外観がwasabiさんです」
「ゆび!ゆび!」
「車のナンバー隠したかったんだよう」
「どうでもいいけど、一つも役立つ情報書いてないからね、今のところ」
「で、店内に入ると、イケメンの店長さんがいらっさいました」
「yossyさんの名前を出して、軽くあしらわれようかとも思ったんですが、持ち前の人見知りロンリネスが炸裂して、普通に買い物だけして帰りました」
「まあ、そうなるとは思っていたけどね」
「中でもひと際目をひかれたのが、バナナみたいな房を持った水草」
「このバナナは何ですか?とたずねたら、『はい、バナナです』って答えられて、馬鹿にされてるのかと思ったら」
「なんと、バナナプラントっていう名前の水草だったようです」
「へえ~、変わった水草があるもんだね」
「まあ、水草的にはひょっとしたら有名なのかもしれないけど、くまたんを驚かすのには十分なインパクトだったね」
「じゃあ、早くその姿を見せてよ」
「うん、これだよ」
「どれだよ!分かりにくいよ!」
「誰が本日の戦利品全て出せって言ったよ!?」
「あれこれうるさいなあ、詳細はまた今度話すよ」
「無駄写真多すぎて、変に長くなったから、もうこんなもんでいいやって思い始めている自分が怖い」
バナナプラントって有名なの?
初心者向けの教本には出てなかったよ。
と思ったくまたんを憐れみつつ押してください。