#17 今度こそベストフレンド
「こーころを何にたとえよお~♪」
「悲しみのくまたんです」
「今日テレビでゲド戦記やるみたいだね」
「どうもホーリーです」
「どうせ俺は外道戦記ですよ」
「うわ、卑屈でつまらない!」
「どうしたのさ、いつにも増して不細工だよ」
(身も心もね)
「ホォーリィー・・・」
「はいはい」
「ホォォォ~リィィィィ~」
イラ
「はいはいどうした~?」
「ホ、ホ、ホ・・・ほぉ~・・・」
ブチ
「もおええわ!!早よ話せ!」
「どうせ昨日のオスグッピーが逝ってしもたんやろがい!」
「・・・・・!」
「・・・ぅんまぁ!そうなんだけどねえ」
「何で僕に言わせるかなあ」
「飼い主として責任感がない!」
「いや、でもね。けっこう凹んではいるんよ」
「2ペア買ってきて、オスだけが2匹とも死ぬなんて・・・」
「・・・」
「オスだけねえ」
はっ
「・・・何か縁起でもない!」
「結局自分の心配!?」
「まあ、正直僕はメスだから強いけどね」
「あなた元気やねえ」
「夜中じゅう狂ったように走り回るもんね」
「夜になると野生が戻るようにできてるの」
「そんなことよりどうするの?」
「何が?」
「水槽だよ」
「グッピーのメス2匹、うち1匹はサテライト暮らし」
「ランプアイ2匹、稚魚4匹」
「悲しいくらいに殺風景なんだけど・・・」
「心配ご無用!!」
「やはりこの世は男と女、されどオカマは男で女。複雑怪奇、奇々怪々。トラのふんどしヒグマのパッチ!」
「何が言いたい!?」
「ごめん、ついノリノリで」
「お前、さては反省してないな?」
「すいません、すいません!」
「ホント、メスさんが淋しそうなんで今からオスさん買ってくるッす」
「丈夫なヤツ選ぶッす、待っててくださいっす」
「てめえ、遅れたらボコにするかんな」
「分かりましたっす。先輩、マジぱねえっす!」
「焼きそばパン忘れんなよ!」
「行ってくるッす(オトシンくるっす)!」
くまたんは大阪市営地下鉄を使った!
大阪堀江にある某有名店に着いた!
くまたんはADAの水槽台を買った
「おカネが足りません・・・」
てなことを繰り返し・・・
~3時間後~
「行って来たっす」
「え?何それ?」
「ひどいっす!もうこのノリなかったことにされてるっす!」
「マジで焼きそばパン買って来たっす!」
「もういいよ、そのノリ・・・」
「3時間待ったら冷めた」
「くーっ、泣けたッす。マジ泣けたっす。フリースタイル具合にマジ泣けたッす」
「ええから、早く生体見せろYO!!」
「(ちょっとのってくれたww)」
「怒るなよう」
「こちらです、じゃーん」
「写真は粗悪だけど、綺麗な尻尾だね」
「ジャパニーズソードテール?」
「何か特別な名前書いてたみたいだけど、忘れた」
「あれ?よくみると、オスだけじゃないね?」
「うん、ペア売りだったんで、メスもついてきた」
「おまけに網に入ったから?という素敵リーズンで稚魚や少し小さめのグピさんが2~3尾ついてきた」
「ええっ!こういうのグッピー界ではよくあるの?」
「知らないよ!ただ一つ言えるのはラッキーだってことだね」
「たぶんあれだよ、☆になったあいつがくれたラッキーだよ」
「この水槽にいてくれたことにちゃんと感謝しなくちゃ・・」
「うん・・・ってあれ!?」
「今ちょっと高感度とか意識したやろ!?」
「し、ししてないよっ・・・」
(あたふた)
「や、焼きそばパン、いただきま~す」
「ごまかしたな・・・」
「まあ高感度云々はさておき今度こそ長生きしてほしい!」
「あ、ついでにアクアジャーナル最新号とモスコットン買ったよ」
「もぐもぐ。そんなの釣り糸でいいじゃん?もぐもぐ。」
「その釣り糸でちゃんとまけなくて、僕の流木が接着剤まみれになったんじゃないか?」
「釣り糸のせいじゃなく、100%くまたんのせいだけどね」
「じゃあ、これがあればちゃんとモス増やせるの?」
「も、もちろん!」
「言ったね。じゃあやってもらおうかな!」
「待て、ホーリー。今日は長くなりすぎた」
「途中、自己満のためのどうでもいい内容をほりこみ過ぎたせいだ!」
「全部あんたのせいだろが!」
「てことで、明日は石にモス巻くぜ!」
「接着剤用意しとこうか(うすらw)」
無駄に長いよ、ここまで疲れたよ!
って人はこちらにある素敵ブログで休息を